世田谷アートフリマ vol.16 会場レポート-01

「手にする人の目線から生まれる、 使うほどに嬉しい作品たち。」
布小物作家 ちくちくぱくぱくぱーくさん

この日朝からお客さんの足が途絶えなかった布小物作家のちくちくぱくぱくぱーくさん。

色とりどりの愛らしい作品が並ぶブースのなかで、ひときわ目を引いたのがこの「立つペンケース」です。立たせることで場所を取らず、省スペースでとっても便利。ペンなどをたくさん入れるほど安定するというから、整理整頓の苦手な人も安心です。なにより小動物など小さなモチーフがたくさん散りばめられた生地が愛らしく、使っているだけでとても楽しくなります。立つペンケースにはそのような柄が合うそうで、生地選びも楽しみのひとつなんだとか。もちろん、お客さんもどれにしようかと手にとって選んでいるうちに、会話も自然と弾みます。

立つペンケースはお客さんはもちろん、同じく出展していた作家さんたちにも注目の的。はやくも自分のブースに飾る人もいらっしゃいました。

「こういうものを作りたいというイメージはあったのですが、最初はもっと大きくて、縫いあわせてはほどいて、少しずつ作り直しながら今の形にしました。」

ペンケースには外側にひとつ、そして内側にひとつポケットがついていてちょっとした小物の収納に。内側のポケットは斜めに備えられていて、こうしないと中身が落ちてしまうのだそう。

「アートフリマを知って自分も出展できるんだと思いました。お客さんの反応を聞くことができてとても楽しいです。」
どの作品を見ても、使う人が普段「こうだったらいいな」と思っている小さな悩みや願いをさりげなく解決する工夫が施されていることに気付かされます。それはいつも使う側の気持ちになって、作品づくりに取り組んでいるからではないかと感じました。

カバンにしまうことなく、カバンにかけられるブックカバー。混雑時の電車内でもカバンから本を出すことなく、すぐに読み始められます。

【出展者情報】
ちくちくぱくぱくぱーくさん blogs.yahoo.co.jp/mipoo2323

(ライター:手づくり市マップ)