世田谷アートフリマ vol.16 会場レポート-02

「撮るだけが写真じゃない。もっと写真は楽しい!」
233写真部さん

くるくるとルーレットが回りだすと自然とそこは注目の的。一気ににぎやかになったのは233写真部さんのブースでした。ルーレットをまわして、出目の数だけ写真家さんの撮影されたポストカードが当たります。訪れたお子さんたち、ご家族連れの方にも人気だったのがこの「ポスカくじ」です。
世田谷ギャラリー233さんのギャラリースペースを借りていた写真家さんが、CameraPeopleという写真家さんたちのためのSNS(ソーシャル・ネットワーキングサービス)でつながりを深めながら、ある時写真部にしようと生まれたのが233写真部です。それから約2年で、なんと部員は300人を超すほどに。上は50代〜60代、最年少は10歳という幅広い世代が参加。

アートフリマには部員のメンバーから、写真を素材にさまざまなアイテムを手づくりして持ち寄り出展。「ポスカくじ」はその目玉でした。特段の設計図があるわけでもなく、出来上がりをイメージしつつ組み立て、イラストを施していきながら産声を上げました。

私もポスカくじに挑戦!結果は、、、2枚でした。セレクトしたのはぷーたろさんの作品(右)とちえさんの作品(左)。

出目のたびに一喜一憂があり、いつも笑顔が耐えないのが印象的でした。同時に、好きなポストカードを好きなだけ選ぶプロセスよりも、決まった枚数の中で好きなものを選び出すのは、一味違った楽しみに感じられました。

他にも布小物や豆本などさまざな出品がある中で、特に目を引いたのがSunnyCloudyさんの2種類のカレンダーでした。風景や花をメインに撮影されながら、カレンダーのデザインや製本もご自身でされたそうです。紙はキラキラした特殊に加工されたもので、ハンズで見つけてきたものなんだとか。写真の雰囲気が活かされていてとっても素敵な仕上がりです。

Sunny Cloudyさんの手づくりカレンダー。季節や景色を捉えた写真からは撮影者の心象風景が伝わってきます。

お客さんたちと、そしてメンバーたちとにぎやかに出展を楽しむ姿は、写真をきっかけに生まれていくつながりから広がる楽しさを感じさせてくれました。

【出展者情報】
233写真部さん 233photos.net/
Sunny Cloudyさん sunnycloudy32.blog114.fc2.com/

(ライター:手づくり市マップ)