世田谷アートフリマ vol.16 会場レポート-04

「ハッピー☆コケッ。大切なことは、こどもの目線が教えてくれる。」
布小物作家 OKKO YOKKOさん

この日初めて世田谷アートフリマに出展されたOKKO YOKKOさん。まだ手づくり市に数回出展された程度で室内イベントも初めてだそうです。ハンドメイドをはじめてから2年ほど。少しずつ出展に慣れ始めていく出展ビギナーさん。けれど大勢の作家さんの出展者のブースのなかでも、「この子たちは何だろう」ととても気になる「子たち」が。ブースの半分に立ち並ぶニワトリは、みんな思い思いの方向を向いています。KOKKOと名づけらたその作品は、それぞれに個性あふれる表情とキャラクターがあり、おもちゃにも飾りにも。なんと軍手でつくられているというからさらに驚かされます。

ブースのテーブルを飾るのは甥っ子さんとの共作。池があって、パスワードがついていたりと、こどもの目線そのままの世界観が広がります。

彼らはコッコ村の仲間たち。王様はいるのだけれど、『本当は王様になんてなりたくなかった!?けど仕方なく王様やっています』なんて苦労人。一風変わったキャラクターとおどけた表情をもったコッコ族の秘密とは?

「ニワトリの大好きな甥っ子とニワトリのおもちゃを集めて、KOKKOちゃんごっこと呼んで遊んでいました。それなら作ってあげるよと手づくりしてみたところ、『王様はいないの?』と言われれて。甥っ子にはもうイメージがあったんですね。そこからキャラクターたちが生まれていきました。」

モンキーパンツに描かれているのは動物たちのほか、「おにぎりどん」といったキャラクターたち。。もと相撲部だった、頼れるお父さん的存在なんです。

小さな頃からイラストに親しみ、2年間のタイでの生活を経てものづくりに。KOKKOの他に、ベビーグッズやキーケースなど愛らしいデザインからアジアンテイストあふれる作品まで多岐にわたります。そこにはただかわいいだけじゃない、子供も大人も何だろうと思って気になるような面白さ・奇妙さを備えたキャラクターたちが彩りを添えています。イベントを通して、たくさんの人たちに知ってもらうことができたら素敵ですね。

【出展者情報】
OKKO YOKKOさん www.okkoyokko.com/

(ライター:手づくり市マップ)