世田谷アートフリマ vol.16 会場レポート

「イラストにアクセサリーに、 アートを感じる作品がズラリ!」

世田谷アートフリマに出展される作家さんは布小物やレザーやガラス、木工作家など多岐にわたります。
なかでも活躍めざましいのがイラストレータさんの出展です。

asako mizusawaさんはイラストとアクセサリーを手がける作家さん。

動物や少女をモチーフとしたイラストは独特のタッチで表現された油彩画です。儚げでアンニュイなその姿からはどこか懐かしさを覚えます。アンティーク調のアクセサリーは自分に合うものを選ぶ楽しみがありますね。パーツやレースなどの組み合わせを考えながら、デザインを組み上げていきオリジナルの作品が生まれていくそうです。

kozakuramoriさんは主に小鳥をモチーフにイラストを手がけられる作家さん。

自らのデザインをもとに、ポストカードや付箋、キーホルダーを制作。可愛らしくポップなデザインは作家名のもとになっている「コザクラインコ」のように人に慣れやすく、親しみ安さを感じます。

共同出展されていたイラストレーターのよこやまゆうこさんはポストカードとともにカレンダーを出品。

「幻想する動物」と題されたカレンダーには、青を基調とした世界の中に明かりを灯す猫たちの姿が描かれています。毎年カレンダーを制作されていて、今年は37組の作家による2012年カレンダー展(coffee & gallery ゑいじう)に出展されました。

一方、工房どんぐりすとさんは世田谷区下高井戸に工房を構え、てぬぐいやオーダーカバンを制作されています。ブースに飾られているのは、アートフリマの開催される三軒茶屋を走る世田谷線をモチーフに制作されたてぬぐい。今回はその下絵を拝見させていただきました。作品ひとつひとつの制作の舞台裏、いろいろなお話が直接うかがえるのがいいですね。

イベントを通じてそれぞれに工夫や想像力を駆使していくことが、アートの領域を広げることにつながっているように感じます。

(ライター:手づくり市マップ)